ちょっとタイトル長いですが・・・。
ネットで視力回復関連のサイトを見ていると、よく「視力回復トレーニングは、トレーニングをやっているうちは回復したけど、止めたら元に戻った」的な内容が書かれていることがあります。
これを見て、皆さんはどう思われますか?
多分「止めたら視力が元に戻ってしまうんなら、やっても意味ないね~」と思われる方が多いのでは?
残念なことですが、決して言っていることは間違っていません。
視力回復トレーニングをやめたら、視力の再低下の恐れがあるということはその通り。
成長期の子供さんは特にそうです。
成長期は眼球も成長し、大きさが変化していきます。
この時に近視があると、眼球のサイズの変化とともにピントのずれが広がってしまうため、一旦視力が上がっても再び低下してしまう可能性がある訳です。
そのため、京阪視力回復アカデミーに子供のご相談に来られた場合、保護者の方には必ず「一旦視力が回復したとしても、成長期が残っている間は視力は安定しません。そのため視力回復トレーニングは、長期的に考えておいてください」とお話しています。
そして最近だとスマホやPC作業の影響かと思われますが、成長期が終わっているであろう20代~40代の方の視力低下も珍しくなくなってきました。
一昔前なら「二十歳超えたら視力低下は止まる」なんて言ってました。
でも、残念ながらそういう時代ではなくなったようです。
ただ、「やめると戻る」というよりは「やめたら再び視力低下が始まる」と言った方が、より正確かと思います。
「元に戻る」というと、例えば0.3⇒0.8に回復した方の場合、止めたらまた0.3に戻ってしまうようなイメージですが、実際には0.3で止まるどころか、0.2⇒0.1とさらに落ちてしまうこともありまして。
そのため、「元に戻る」ではなく「再び低下する」というべきです(細かいこだわり)。
では、視力回復トレーニングはやめたら再び視力が落ちるなら、最初からやらない方が良いのか?
ここで最初にご紹介したテキストをもう一度見てみると「(前略~)トレーニングをやっているうちは回復したけど(~後略)」とありますね。
つまり「視力回復トレーニングをやれば視力の回復はできる」とも書いてある訳で。
視力回復はできるんですよ!!
ならやった方が良くないですか!?
そしてもう一つ。
子供の成長期の視力低下ですが、例えば7歳に近視が発生し、16歳位に進行がストップすると仮定します。
視力回復をしない場合は、視力はその間ずっと悪化し続けます。
イメージ的にはこんな↓感じですか。
でも途中で視力回復を行ない、一旦は視力が上がったものの、再び視力低下した場合。
あくまでもイメージですが、こんな↓感じでしょうか。
再び落ちるとしても、トレーニングしてないケースよりも視力の落ち幅は小さくなると思いますが、いかがでしょうか?
ダイエットで痩せた。
でも、ダイエットをやめたら体重は戻ってしまう。
では、ダイエットはやっても無駄なのか?
虫歯の治療をした。
でも歯磨きをし続けないとまた虫歯になる。
では、虫歯の治療はやっても無駄なのか?
筆者は、そうは思いません。
皆さんはいかがでしょうか?