5/19に「それって!?実際どうなの課」という番組で、視力回復実験的な企画があったそうです。
筆者はとある事情により、この2か月はテレビが無い生活のため見ていないのですが、皆さんはご覧になりましたか?
番組内容を色々と調べて見て、思うところを書いていきたいと思います。
◇驚きの結果が◇
筆者も知らなかったのですが、この番組で視力回復の企画は第3弾くらいだそうで、過去にも視力回復に挑戦してきたようです。
過去に色々な視力回復法を試した結果、「遠くを見れば視力が回復できるのでは?」ということで、今回北海道でとにかくひたすら遠くを見続ける(≒近くも見ない)という生活を1週間続けて、視力が回復できるかどうかと検証した様子。
その結果、視力0.4⇒0.8にアップしたそうです。
詳しい内容は番組HPをご覧くださいね。
まず「ひたすら遠くを見続ける」というのは、京阪視力回復アカデミーの視力回復トレーニングと同じコンセプトです。
近くを見て遠くの視力が回復することはありませんので、理にかなったものだと思います。
それでも1週間で視力が倍になったというのは、正直驚きです。
このブログの過去記事にもありますが、視力回復トレーニングで重要なのは「しっかり見つめる」ということ。
視力が悪くなると人間の心理的に「見えないものは見ない」となりがちで、子供はもちろん大人でもしっかり見ることが難しくなっていきます。
今回はテレビの企画で、更には遠くを見ること以外の要素をほとんど排除した環境下だからこそ得られた結果と言えるかもしれません。
実際、視力回復トレーニングに対する姿勢の違いは、視力回復結果にとても大きく影響します。
一般に子供よりも大人の方がトレーニングの集中力や「良くしたい!」という気持ちが強いので、それも大人の方が視力回復に有利な要素です。
これが子供のタレントさんだったら、また違った結果が出ていたと思います。
でもこの番組で「視力の回復自体は十分可能」ということを一般の方がわかっていただけたなら、これはとても喜ばしいことです。
◇気になった点もいくつか◇
気になる点としては、まず視力測定のやり方があまりにも変則的過ぎて、正確な視力測定ができていないであろうということ。
番組を盛り上げるための内容でしょうから、あまり言うのは野暮かもしれませんが。
もう一つは「この回復した視力がその後維持できているのかどうか」という点。
京阪視力回復アカデミーでもよくあることですが、例えば視力測定で0.5見えたけど、次回の測定では0.5が見えなかったケースがちょいちょい見られます。
そのため、次回・次々回と継続して見えているかどうか?ということを重要視していて、「今回上がったからと言って油断は禁物。トレーニングができていなかったりすれば次回は見えないかも!?」なんてお話をするのはしょっちゅうです。
極論すれば「たまたま勘で答えたら0.5正解していた」ということも、可能性としてはあるわけなので1回見えただけで「視力が回復した!」とは、少なくとも我々は考えません。
きちんと安定して見えていることを確認したうえで、次のステップに進んでいきます。
一番危惧するのは「視力回復って簡単にできるんだ!」と思われること。
1日8時間以上遠くを見つめ、近くはほとんど見ない生活を1週間続けることが簡単ならば、そうかもしれませんが。
そんな生活は、少なくとも私には無理です。
視力回復に対するハードルが下がるのは悪くないのですが、安易にとらえられすぎるのも困るし・・・という勝手なジレンマが!
◇視力回復には時間がかかる◇
普通は視力回復を達成するには相当の労力を必要とします。
そんな簡単に視力が回復するならば、みんなメガネなんてかけなくなっていますよ!
【視力回復自体は可能だが決して楽なものではなく、それ相応の努力が必要】ということをご理解いただければ、と思います。
ネットの広告やサイトで出てくる「たった1か月のトレーニングで驚きの回復!」とかそういう情報は、ほぼほぼ嘘ですからね。
そういった意味では、今回視力を回復させた芸人さんには敬意を表したいと思います。
皆さんも頑張ってください!!(あそこまではしなくても良いですが)
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