とにかく近視の進行を最小限に抑えましょう。

ご自身やお子様が近視になってしまった場合、まずは「メガネをどうするか?」ということを考えると思います。

もちろんそれは大切なのですが、もう一つ考えていただきたいのが、「近視の進行を最小限に抑える」ということ。

 

近視は強くなればなるほど、数々の問題が生じてきます。

しかし、軽い近視だと時と場合によっては、正視よりも有利なことも少なくありません。

そのため「近視になったらメガネ作って、ハイおしまい」ではなく、”近視の進行予防のススメ”をお話しましょう。

 

 

◇軽い近視は目が疲れにくい◇

以前のブログ記事でもお話しましたが、日本では遠くを見る時間と近くを見る時間を比べると、近くを見る時間が長いのは間違いありません。

そして人間の目の構造上、1.0や1.2といった正視よりも、0.3とか0.4といった軽い近視の方が、近くは疲労感が少なく楽に見ることができます。

これが軽い近視が有利な点の一つ。

 

人間の目は、本来遠くにピントが合っている状態が普通で、その状態を「正視」と言います。

裸眼遠方視

近くを見るときは目の中の筋肉をギュッと緊張させて、レンズを厚くして近くが見える状態を作り出します。

裸眼調節近方視

この時の筋肉の緊張が、目の疲れの正体です。

これが近視になると、最初から筋肉が緊張した状態で固定化されており、わざわざ緊張させなくても近くにピントが合っている状態のため、目の疲れが少なくなり楽になるのです。

 

仮にPC作業を8時間するとした場合、正視の人と軽い近視(例えば-1.50D)の人では、間違いなく-1.50Dの人の方が楽に作業ができます。

だから近視の方が有利な方が多い、ということなのですが、ただしこれは軽い近視に限られます。

なぜなら強すぎる近視は、手元すら見えなくなりますから。

 

屈折度数-3.00Dの近視の場合、裸眼で30cm前後は見えますが、これが-4.00Dになると25cm前後、-5.00Dだと20cm前後、と見える範囲がだんだん短くなっていきます。

見えない場合はメガネをかけますが、一般的にメガネは遠くを見やすくするため、逆に近くはしんどい状態になってしまいます。

そして軽い近視よりも目の疲れが、かえってひどくなってしまうのです。

 

視力回復見込みチェック&体験トレーニング体験者の声

 

◇老眼になっても軽い近視は楽◇

もう一つの軽い近視が有利な点は、老眼になってからです。

誤解されている方もいらっしゃいますが、近視でも必ず老眼になります。

でも近視のおかげで手元は裸眼で普通に見えますから、うまくいけば老眼鏡は全く不要になるかもしれません。

 

でも正視や強度近視だとそうはいきません。

正視だと遠くは今まで通り見えるのに、近くだけ見えなくなるので、かなりのストレスとなるようです。

今まで視力で困った経験がない分、余計にしんどく感じるご様子。

 

強度近視だとメガネに抵抗はないものの、今までは1本のメガネで近くも遠くも見えていたのに、手元は見えなくなってしまいます。

そのため、近くを見る用の弱いメガネがもう1本必要になり、こちらもストレスとなるようです。

強度近視だとメガネを外すと手元も見えなくなりますからね。

 

 

◇強い近視は「見えにくさ」以外のリスクが出る恐れもある◇

レンズの度数が強くなればなるほど、レンズはそれだけ厚くなります。

厚くなれば、レンズを通して見たときの物の歪み方も強くなります。

裸眼視力1.0とメガネ視力1.0が、イコールではなくなってくるのです。

 

相当強い近視になってくると、メガネを作れなくなる恐れもあるんです。

特にプラスチックレンズには限界があり、あまりにも強い近視には対応できません。

コンタクトだと矯正できる場合もありますが、体質的にコンタクトが使えない人はそれも無理ですしね。

近視の度数が二けたを超えてくると、メガネは少し微妙になってくると考えて間違いないでしょう。

 

近視の度数が強い方が眼病にかかるリスクも高まってしまいます。

近視が強くなると眼球が変形しはじめ、だんだん後方に伸びていきます(下記画像参照)。

axial-myopia

 

ただ単に後ろに伸びるだけでなく、眼球の一部分だけ突出するような変形を起こすこともあり、この場合は一層眼病の危険性が高まります。(↓イメージ図)

Morbid-myopia

眼球の変形は、屈折度数-3.00Dを超えたあたりから徐々に起こってくる、と言われていますので、それよりも軽い近視にとどまることが、目の健康維持にも非常に重要である、と我々は考えています。

 

 

◇軽い近視は有利だが、強い近視は「百害あって一利なし」◇

「日本人は近くを見ることの方が多いから、正視よりも近視の方が良いのだ!」昔はそんな眼科さんも多くいました。

賛成できる点もありますが、それはあくまでも軽い近視の場合のみ。

強い近視は正視や軽い近視に比べて、良いことなどほとんどありません。

 

いま軽い近視の皆さん、とにかく軽い近視でとどまれるよう、目やメガネの使い方には十分注意しましょう。

「視力が悪くなったってメガネ作り替えすれば見えるから」なんて油断してると、後悔することになるかも?

 

そして子供の近視でメガネやコンタクトレンズを検討中の親御さん。

メガネやコンタクトレンズをすること自体が悪いという事はありません。

ただ身体の成長期の子供さんの近視は、悪化しやすく悪化するスピードも非常に速いです。

 

油断するとあっという間に「手元もメガネなしでは見えない」というレベルの近視になってしまうことが珍しくありません。

大人になっても視力や目で困ることがないように、とにかく「近視の進行を最小限に抑える」という事を考えてあげてください。

 

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