早いもので、今年も学校検診の季節がやってきました。
中~強度近視の子供さんの親から、こんなことを言われます。
「もう少し早く来ていれば、もっと上げられる可能性があったんですか?」
その通り!
近視が軽ければ軽いほど、短期間で高い視力まで戻せる可能性があります。
そのため、視力低下に気づいたら、素早い対応が非常にポイントなんです。
でも、中々皆さん腰が重いのか、すぐには動いてくれません。
「0.6と0.2だと、どっちが視力上げやすい?」と言えば、0.6の方が上げやすいのは当然ですよね?
でも、0.6の時点では「まだ黒板も見えてるし、本人も大丈夫って言ってるし」などと言って放置・・・。
気が付くと0.2くらいまで悪化してしまい、いよいよメガネを作らないと!となってから「メガネはイヤ!」なんて本人が言い出したりして。
0.2だと、1.0まで回復させるのは、正直難しい方の方が多く、0.7位が限界、という方も多いです。
そこで一番最初の話に戻るわけです。
「もう少し早く来ていれば、もっと上げられる可能性があったんですか?」
0.6の時点でトレーニングを始めていれば、1.0まで回復できたかもしれません。
少なくとも、0.2で始めるよりも1.0に戻せる可能性が高いのは、間違いありません。
子供の近視は進みます。
1年間全く進まないなんてことは、滅多にないと言っても過言ではありません。
特にトレーニングもやってない人なら猶更です。
メガネをかけないことが全てではありませんが、せっかくトレーニングをやるならば、メガネがいらない視力まで戻したいですよね?
それならば、とにかく早いうちに始めることを考えましょう。
視力低下に気づいたら、すぐに手を打つこと。
早期発見・早期対策を心がけましょう。
まずは、春の検診結果を見て、前回の検査結果よりも悪くなっているようでしたら、早めにご相談ください。