日本のコンタクトレンズ使用者は1500万~1800万人と言われています。
そしてメーカーのコンタクトレンズ出荷も増加していて、今後もその傾向が続くと予想されています。
令和4年の時点で日本の人口が大体1億2500万人ということですので、日本人6~7人に一人がコンタクト使用者ということになります。
正直、思っていたより多かった!
コンタクトは色々と便利なものですが、中には「あなたはコンタクトの使用は止めとけ!」というような人もいます。
今回はその特徴をお話しましょう。
あなたは当てはまるでしょうか!?
〇視力がそんなに悪くない人
特に近視がそうですが、一般的にメガネ・コンタクトレンズは遠くを見やすくなるように作成します。
このブログで繰り返しご紹介していますが、遠くが見やすいレンズで近くを見ると目が非常に疲れます。
まだそこまで視力が悪くなく、30~40㎝位離しても見える方は裸眼で見た方が良いのですが、コンタクトレンズは付けたり外したりが容易にできません。
なのでレンズをつけっぱなしで近くを見てしまう事になり、その結果視力の低下を招きやすくなってしまいます。
ただし、格闘技や激しい接触があるスポーツなどは別です。
そういうメガネができない時だけの、限定的な使い方にすれば大丈夫です。
〇ドライアイ・花粉症の人
花粉症は季節ものなので通年ではありませんが、目がかゆくてたまらない・涙でグショグショになるような場合はコンタクトの装用は難しいでしょう。
またメガネの方が多少なりとも花粉の吸入を防いでくれますので、花粉の時期だけはメガネが良いです。
そしてドライアイの場合ですが、基本的にコンタクトレンズは涙の上に浮かんでいる状態です。
涙が少ないとコンタクトで角膜に傷をつける恐れがありますし、そもそも痛くてコンタクトをつけられないかも。
そしてソフトコンタクトレンズの方が、よりドライアイには厳しいです。
ソフトコンタクトはスポンジが水分を含んでいるような状態です。
水分が蒸発すると涙を吸収して減った水分を補充しますので、その分ドライアイになりやすいのです。
ハードコンタクトは水分を含んでいませんので、このような状況は発生しません。
メーカーやコンタクトレンズの種類によって、含まれている水分の割合は違います。
水分を含んでいる割合が高いほど、蒸発する分も多いので目が乾きやすくなってしまいます。
ドライアイ傾向の方がソフトコンタクトを購入する際は、水分を含んでいる割合(含水率)が低めの物が良いかもしれません。
ただ、含水率が低いと装着感は良くないなど色々ありますので、その辺は色々試して自分に合ったものが良いでしょう。
コンタクトレンズの含水率については、記事最後に詳しいHPのリンクを貼っておきますので、そちらをご参考ください。
〇ズボラな人
コンタクトレンズはメガネよりもきちんとした使い方が求められます。
誤った使用法は目に大ダメージを与えてしまい、最悪の場合眼球摘出になったケースもあります。
コンタクトレンズによる眼障害が発生した原因として多いのは、
①洗浄・消毒ができていない
②使用期間を超えても使用し続ける
この2点です。
ひどいケースでは「1Day使い捨てのコンタクトを2週間使っていた」なんてものもあったとか。
ちなみにこの方、角膜を損傷したそうです。
詳しく知りたい方は、記事本文の最後に参照ページリンクを貼っておきますので、そこからどうぞ(若干閲覧注意)。
正しい使い方ができないような方は、コンタクトは止めときましょう。
また、女性ではカラーコンタクトを使用される方もいらっしゃいます。
一昔前はカラーコンタクトは医療機器ではなく、単なる雑貨扱だった時があります。
そのため、製品に目にとって悪影響がある素材のものがあったそうで、結構大きな問題になりました。
もちろん今ではきちんと医療機器になっていますので、過去のような問題は心配ありません。
ただ、眼科を受診せずカラーコンタクトを購入したり、購入後の定期健診も受けていないケースが多いようです。
これはネットでコンタクトレンズを購入する方にも同じことが言えます。
コンタクトは目にとってはダメージがあります。
必ず定期的に眼科で目の検査を行なって、問題が無いか確認をするべきです。
こうしたことも「面倒だし何にも問題ないし別にいいや!」というような方は、コンタクトレンズは止めときましょう。
いかがでしたか?
皆さん、まさか思い当たるところはありませんよね!?
上手に正しく使って、目を守りつつコンタクト生活を送ってくださいね。
参照ページ:
消費者庁ニュースリリース コンタクトレンズによる眼障害について
コンタクトレンズ アイスペースHP コンタクトレンズ含水率について
関連ページ:
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