非常に気になるニュースを発見しました。
慶応義塾大学医学部眼科学教室の研究グループによると、バイオレットライトが成人の強度近視の進行を抑制する可能性を発見したそう。
詳しい内容は記事最下段のリンク先をご覧いただければ。
”ブルーライト”はご存知の方も多いのではないかと思いますが、”バイオレットライト”はあまり耳にする機会は多くないと思います。
バイオレットライトは光の波長で言うと、紫外線とブルーライトの間辺りになる、ブルーライトよりも若干波長の短い光です。
太陽光には豊富に含まれているのですが、蛍光灯やLEDにはほとんど含まれていないそう。
近視の進行を抑制すると考えられている遺伝子があるのですが、バイオレットライトはこの遺伝子を活性化することが分かったのです。
研究グループの発表したデータを、かなりざっくり端折ってご紹介すると、バイオレットライトを通すコンタクトレンズと通さないコンタクトレンズを装用した人の眼軸の伸びが1年間で約0.05㎜違いがでたそうです。
「たった0.05㎜?」と思うかもしれませんが、眼球が1㎜伸びただけで裸眼視力は1.0以上から0.1未満にまで下がってしまいます。
1年間で0.05㎜ですから、これが5年・10年となればかなり大きな違いとなるでしょう。
昔から「屋外で過ごすことが多い子は、視力が悪くなりにくい」と言われてきました。
遠くを見る機会が多かったり、そのことによる近くを見る機会が少ないことも要因となると思われますが、このバイオレットライトの効果も関係しているのかもしれませんね。
また研究段階の話なので、今後の展開に期待!です。
すでに某メガネメーカーは、紫外線はカットしバイオレットライトは透過するレンズを開発しているそうで、このバイオレットライトが近視の進行予防の一つのトレンドとなる日が来るかも!?
これからも注意して情報をチェックしておきましょう!
参照