以前にブログ記事でご紹介した”マイオピン”による近視の進行抑制。
この治療方法について、一つの研究結果が報告されたそうです。
それもあまり良くないもので。
2017年の日本眼科学会総会で、東京医科歯科大学のグループから、「低濃度アトロピンには近視の進行を抑制させる効果はなかった」と報告されました。
とりあえずは【一つの報告】という形のようですね。
ただ、色々ネットで検索してみると、眼科医のサイトやブログなどでは、マイオピンの有効性を報告しているものも少なからずあって、正直医者でない身からするとどちらを信用すべきなのか、とても迷うところです。
普通は学会報告を信用すべきなのでしょうけどねぇ・・・。
個人的にマイオピンに関しては期待していた部分があって、良い結果の報告を信じたいところですが、「人間は信じたい情報しか信じない」なんてことも言われますし、そこは慎重に情報を収集していかないと!思います。
「マイオピンの近視の進行抑制効果に関しては、合否どちらの意見もあって、期待はしているがまだ何とも言えない。更なるデータの蓄積を待つ」という感じですね。
※2019年11月追記
その後、国が2年間にわたりマイオピンの有効性の調査を行なった結果では、-0.22Dの進行抑制がみられたそうです。
マイオピン使用 -1.26Dの進行
マイオピン未使用 -1.48Dの進行 だそうで。
これをどこまで有効と見るかは人によって変わりそうですが、個人的には【副作用などの危険性がないのであれば、やらないよりはやった方が良い】と思います。
だって-0.22Dとは言え、少しでも近視の進行を軽減できるなら、それに越したとこはないですよ!!
また今後の研究に期待することとしましょう。
参照
関連ページ