一時期爆発的に増加したレーシック。
ピーク時に比べると約9分の1にまで減っているそうです。
詳しくは最下段のリンクから元記事をご覧いただければと思いますが、とある病院での集団感染事件や、ネットでマイナス面が報告されてきたり、そういった部分が影響しているのかと思われます。
そして、記事には無かったもう一つの要因が「視力の再低下」にあると我々は見ています。
実はこちらに「数年前にレーシックを受けて、1.2まで見えたのだが、その後また悪くなったので何とかしたい」というようなご相談が結構あります。
そのほとんどが【業務で日常的に長時間パソコンを使用されている】方です。
レーシックは「視力”回復”手術」ではなく、「視力”矯正”手術」です。
「回復」は元の状態に戻すこと。「矯正」はこの場合、レンズなどによりピントのずれを直すこと、つまりメガネやコンタクトレンズと同じことになります。
そのためレーシックでは、視力低下の根本的な原因は改善されておらず、再低下を引き起こす可能性があるのです。
あくまでも私見ですが、一般的な会社勤めをされている方には、レーシックはあまりお勧めではありません。
それは明らかに遠くよりも近くを見る時間が多いため、視力の再低下を招く恐れが高いことと、手術前よりも近くを見る時の目の疲れがひどくなり、場合によっては仕事に支障が出る可能性もあるからです。
ただ【裸眼視力がかなり悪くメガネだと矯正が難しい、且つ体質的にコンタクトが合わない】という方や、【格闘技やサッカー・ラグビーなど、メガネが使いにくい激しいスポーツをする】という方には、レーシックは一つの選択肢となると思います。
レーシックを考えている人は、普段の生活の中で「近くと遠くとどちらを見る時間が長いのか」をよく思い出してみてください。
近くを見る時間の方が長いようであれば、普段見ないところにピントが合ってしまって、
レーシックの恩恵はあまりないかもしれませんよ?
参照
産経ニュース「【トレンド日本】視力を矯正するレーシック手術が激減していた!ピーク時の9分の1 その真相を探ってみると・・・」