前回の話の続きです。
○メガネを使う
前々回でも触れましたが、メガネをかけることでエアコンの風から目を守ってくれます。
また、最近は保湿ができるメガネもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
そしてメガネを使う対策にはもう一つ意味があり「コンタクトレンズを使わない」という事でもあります。
ドライアイにとってコンタクトレンズは天敵といっても過言ではないくらいです。
特にソフトコンタクトレンズです。
ソフトコンタクトレンズは涙を吸収してしまうので、ただでさえ少ない涙が余計に減ってしまいます。
そのため、どうしてもメガネが使えない人(度数が強い・左右の視力に差があるetc..)でない限り、コンタクトはなるべく使用しないのが望ましいと思います。
完全にコンタクトレンズの使用を中止にはできなくても、例えば職場までの通勤はコンタクトレンズにして、仕事中遠くを見る機会があまりない場合はメガネに変える、そういった使い方もアリ、です。
○その他
・「シェーグレン症候群」という病気があります。主に女性に発症する自己免疫疾患で、目・鼻・口などの乾燥が見られます。
ドライアイだけでなく、鼻や口の乾燥症状を感じる場合は、この病気を疑ってみては。
・LASIK(近視矯正手術)を受けた方は、ドライアイになりやすいと言われています。
手術後時間の経過とともに改善される場合と、改善されない場合があるようなので、ドライアイ傾向の方は、受けない方が無難かと思います。
・瞬きが少ないと、乾燥&涙の分泌減少を引き起こしてしまいます。
パソコン・スマホ・ゲームなど、集中してじっと見ているときに瞬きの減少が起こりやすいので、意識して瞬きをしておきましょう。
通常は1分間に20回前後の瞬きがあるはずです。
・瞬きはしていても、完全に瞼が閉じていない場合、目の表面の下部分に涙が行き届かなくなる恐れがあります。
まばたきはしっかり目を閉じるよう、心がけましょう。