一部の私立など早いところは今週末から、その他の公立学校だと来週から冬休みに入ります。
春休み・夏休みもそうなのですが、長期休暇の時期は普段よりも視力低下への注意が必要です。
その中でも例年一番視力が落ちやすいのが冬休み!(個人の感想ですが・・・)です。
クリスマスにゲームをもらったり、お年玉をもらって自分で買ったり。
時代だな~と思うのですが、中にはオンラインゲームの良いアイテムを買う、なんて子もいました(!)。
すごいですね~。
それはさておき、今回は間近に迫った冬休みに視力を落とさないためのポイントをお話しましょう。
☆冬休みに視力を落とさないためのその1 ブツ切りに見る!
”ブツ切り”と言っても野菜ではありませんからね。
寒いこの季節、なかなか外出する機会は減ってしまいがち。
それに加えてまだ新型コロナもオミクロン株とか言って、収束するにはまだ早い様子。
なので自宅で過ごすことが多くなる方が殆どではないでしょうか。
では、家の中ではどんなことをして過ごしますか?
そう、何かしら近くを見る時間が増えます。
読書・テレビ・ゲーム・パソコン・スマホetc…
休み期間中は普段よりも時間に余裕がありますので、上記の時間がいつもより増えてしまうのは、ある程度は仕方ないでしょう。
そこで重要になるのが「ブツ切り」で、要は【1回に続けて見る時間を短くする】ということです。
言い換えればこまめに目を休めながら見るようにしましょう。
若い世代の皆さん、一昔前よりもテレビの視聴時間はかなり減少している印象ですが、その代わりにYouTubeなどの動画を見ているようです。
動画も1時間2時間3時間とぶっ通しで見ていれば相当の疲労が発生しますが、途中途中で目を休めながら見れば最終的な疲労感は少なくできます。
幸い(?)動画は1本15分程度で終わるものが多いみたいなので、そこですかさず目の休憩を取りましょう。
そのまま次の動画を見たくなる気持ちはグッとこらえてください。
休憩のお勧めは弊社で何度もご紹介している「目の健康体操」です。
1回2~3分程度で終わりますが、極力丁寧に行ないましょう。
☆冬休みに視力を落とさないためのその2 瞬き忘れずに!
これは特にテレビ・ゲーム・スマホなど画面系を見る人向けです。
先日の記事「冬はドライアイ対策を!」でもお話しましたが、乾燥するこの季節はドライアイ症状を訴える人も増えます。
そして画面系を見ている時、人は瞬きの回数が激減すると言われています。
筆者もそうなのですが、集中して見たり細かい作業をするときは瞬きが邪魔になったりして、気持ちはよくわかります。
でも目の乾燥は疲労感の増大を招きやすく、乾燥がひどいドライアイの場合は目の外側(角膜)が傷ついたりすることもありますので、結構マズい状況と言えます。
完全なるドライアイはきちんとした治療が必要ですが、そこまでいかない場合は瞬きを意識して行なうことはかなり有効です。
ベストは疲労や乾きを感じる前に、しっかり瞬きをしておくこと。
乾きを感じるくらいの状態だと、目はだ~いぶ乾いてしまっています。
☆冬休みに視力を落とさないためのその3 窓の向こうを見よう!
繰り返しになりますが、冬場は外出する機会が減りがちです。
それは遠くを見る機会が減る事も意味します。
遠くを見る機会が減ることは、視力の低下を招きやすい状況です。
だからと言って「外に出なさい!」というのも、ハッキリ言って”う~ん・・・”という感じでは?
ですので外に出なくても良いので、1日できれば2~3回ほど窓の向こうの風景を見る時間を作りましょう。
1日1回ではちょっと足りないと思います。
見る距離としてはできればザックリ5m以上離れたものがベストで、目標物を決めて目に力を入れず意識を集中してじ~っと見つめるようにしましょう。
目標物を決めずに見ても、あまり遠方視の疲労回復効果は期待できません。
また決まった目標物を見ることで、「今日は見やすいな!」とか「今日は普段よりぼんやりしてる」など、その日のコンディションチェックもできます。
もちろん、決まった目標物でなくてもOKですよ!
隣家との兼ね合いで窓からでは遠くが見えない場合、室内で距離をとって見るのでも大丈夫です。
でも、特に近視の進行予防の一環に「日光を浴びる」というものもありますので、できれば窓から外を見るのが理想です。
そうすれば遠くを見るのと、日光を浴びることがまとめてできますからね!
一昔前に比べると「大晦日の日にテレビを8時間観た」なんてことは、かなり少なくなりました。
でも毎年、年明け1回目の視力検査の結果が良くない人が、決して少なくない数いらっしゃいます。
この記事をご覧になった方にそういうことがありませんように!
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