お子さんの視力回復のご相談に来られた皆様は、しばしば「本人がきちんとできるかどうか・・・」ということをご心配されます。
女の子が皆無という訳ではありませんが、どちらかと言えば男の子の親御さんのほうが、このようなご心配をされる親御さんが多いように思います。
親御さん曰く「落ち着きがない」「長続きしない」「集中力がない」「言うことを聞かない」などなど、まあ結構な言われようWWW
確かに「本人がきちんとトレーニングできるか?」ということは重要ではあります。
しかしそれは小学校高学年から中高生以上の場合。
低学年のお子さんだと、少々話が変わってくるのです。
これは我々の反省材料でもあるのですが、視力回復トレーニングはハッキリ言って楽しいものではありません。
最初は物珍しさから「面白い!」と言っていた子供も、早い子は1か月経たないうちに「飽きた~」となります。
全く飽きずに嫌がらずにトレーニングをやる続けられる子供さんは、今まで一人としてみたことがありません。
誰しも程度の差こそあれ、必ずイヤになる時がきます。
そこで大事なのは親御さんの気持ち。
「本人が嫌がってるから、もう止めよっか?」となるのか、「嫌かもしれないけど、将来の目の健康のためには!」となるのか。
この違いが小さいお子さんの視力回復には、ひっじょ~~~~~に大きいのです。
視力回復トレーニングは筋トレであり、リハビリでもありますので、反復作業が必要です。
地道にコツコツやらないといけません。
よその視力回復だと「わずか3回の施術で0.2が0.5に!」みたいな煽り文句がありますが、それは99.9%偽物。
そんな簡単に視力が回復できるなら、みんなメガネ外せるようになってますって。
でも残念ながら実際はそうじゃないからこそ、視力回復があまり世間に浸透しない理由の一つ。
だってメガネやコンタクトの方が、圧倒的に楽ですもん!!
ただし、メガネやコンタクトでは、近視の進行や視力の低下を防げません。
近視が進行すればするほど、目そのものの健康が損なわれる恐れが強まります。
近視の進行は小さい子供さんの方が顕著に出てしまいます。
なので、視力回復(≒近視の進行予防)が重要なのです。
小さい子供さんは視力が悪いことや、近視が進行した時の問題が理解できません。
大きくなった時に裸眼では手元すら見えない、度数が強くなりメガネだと見えにくいけど、コンタクトは痛くて付けられないというような状況になって初めて、視力が悪いことの問題が理解できるのです。
また、大きくなって視力や近視の規定がある職種を希望した場合、目の問題で希望が叶わなくなってしまうこともあります。
その時に後悔しても後の祭り。
話は戻りますが、子供が「もうトレーニングはやりたくない!」と言い出した時に、どうするのか?
「だよね~。じゃあもう止めようか?」となるならば、最初からトレーニングはやめときましょう。
何故なら、トレーニングに費やした時間とお金などが無駄になりますから。
もちろん、メガネやコンタクトを装用すれば見えるでしょう。
なので眼科やメガネ屋さんでは「視力の低下は気にしなくてよい。メガネかければ見えるから」というような話になることが多いのですが、本当にそれでよいのですか?
極論ですが、「足は動かなくても気にしなくてよい。車いすがあれば移動はできるから」と言われて納得できますか?
小学校低学年以下のお子様の視力回復をご検討中の親御さん方。
お子様の視力を回復させられるのは、お父さん・お母さんだけです。
お父さん・お母さんが「もういいや・・・」と思ったら、あとは悪化していく一方。
当然、近視の進行予防もできません。
疲れてトレーニングがうまくできない日や、本人の気乗りがせず適当にこなす日もあるでしょう。
だからと言って近視の進行を放置すれば、5年後・10年後のお子さんの目がどうなっているか?
「去年までは1.0だったのに今年の検診では0.3」なんて子は、5年後にはほぼ間違いなく0.1も見えなくなっています。
メガネで見えればOKですか?裸眼視力は不要ですか?
「いや、そうは思わない!」「裸眼で何とか見えるようにしたい!」「とにかく少しでも悪くなるのを防ぎたい!」と思われるお父さん・お母さん。
もちろん、我々も最大限サポートしていきますが、お父さん・お母さんが子供の視力を回復させる!という気持ちを忘れないようにしていただければ、と思います。