子供の視力回復・近視の進行予防を無理なく継続するための本人・親御さんの心がけとは?

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年々深刻化している、子供の近視と視力低下の問題。

毎年公表される学校保健統計調査をみると、視力低下を起こしている子供が年々増加しているのがわかります。

↓の表は年度別にピックアップした、裸眼視力1.0未満児童の割合です。

平成8年度 平成20年度 令和3年度
小学生 25.8% 29.9% 36.8%
中学生 49.8% 52.6% 60.6%
高校生 62.7% 58.0% 70.8%

 

この年代の近視が進行する要因で一番大きいのが、「身体の成長期」です。

身長が伸びていく時期は眼球も大きくなっていくため、近視の場合はピントのずれがひどくなってしまいます。

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成長期が終了すれば眼球のサイズは落ち着いてきますので、近視の進行も止まるケースは多く見られます。

ただし目の使い方がひどければ、成長期以降でも近視の進行は止まりません。

これは前回記事「大人になっても近視の進行が止まらず悪化し続ける方が増えています」でもお話したところですね。

 

このため成長期の子供さんの視力は、回復できてもすぐには安定しないことがほとんどです。

近視の度数からしての視力回復の可能性の限界に達した時が、一つのゴールと言えるでしょう。

しかしその後は視力の再低下と近視の進行予防として、視力回復トレーニングと日常生活改善の継続が必要なのです。

 

成長期が終了しているであろう大学生とか大人の方であれば、目の使い方さえ気をつければその後の視力低下は予防できるでしょう。

ご本人の心がけ次第、というのが一番しっくりきます。

しかし子供さんはそうじゃありません。

 

目の使い方や日常生活に問題がある、言ってみれば本人が原因の視力低下だけではなく、眼球の成長という本人の問題ではない原因があります。

そのため一旦視力が回復できた場合でも、そこでトレーニング卒業となるのは非常に危険。

そうなるとかなりの高い可能性で、視力の再低下が発生します。

事実、数年ぶりに視力のチェックに来られた子供さん、ほぼ全員視力が下がってしまっています。

 

これを防ぐためには、視力が上がった後もトレーニングの継続が必要です。

しかしこれが中々難しい所でして・・・。

皆さん頭でわかってはいると思うのですけどね。

 

まず学年が上がる事により、学校や習い事などやるべきことが増えてしまい、トレーニングをする時間が減ってしまう事。

宿題が増えたり塾に通い始めたり、学校のクラブに入って帰宅時間が遅くなったり。

これらによって時間は取れても本人が疲れてトレーニングができなかったり、色々あるようです。

 

しかしもっと影響が強いことが「モチベーションの低下」だと、我々は考えています。

「トレーニングで視力を回復させよう!」と「これ以上の視力回復は難しいけど落とさないためにトレーニングを続けよう!」というのでは、正直やる気に差が出るのは当然。

もちろんそんなことなく、やる気を維持できている人もいますので、あくまでも一般論的なお話です。

 

そこで大事になってくるのがタイトルにある「のんびりやること」だと思います。

これはトレーニングそのものをのんびりやるのではありません。

トレーニング自体はしっかり集中して行なってください。

 

「のんびりやる」というのは言い換えれば、「やることが当たり前になる」と言ってよいでしょう。

朝起きたら顔を洗って歯を磨く。

学校から帰ってきたら宿題をする。

夜はお風呂に入って歯を磨いてから寝る。

 

こうした感じで、1日の生活サイクルの中にトレーニングを組み込んでしまう。

トレーニングをすることが当たり前になってくれれば、逆にやらないと気になってしまったり。

そうなれば本当に理想だと思います。

 

実際京阪視力回復アカデミーに長いこと通って頂いている子供さんは、こんな感じの人が多いです。

中には小学生から始めて、今年大学に入学した子もいます。

中学入学・高校入学など、節目節目のタイミングで「今後はトレーニング続けられそう?」と聞いてきましたが、事も無げに「うん!」と言ってくれたり。

むしろこっちが拍子抜けするようなこともありました。

 

こうした方々も、すぐにそうできた訳ではないと思います。

ここに来るまでにはご本人だけでなく、ご家族のご協力が大いにあった事でしょう。

特にご両親の協力が無いと非常に厳しいです。

 

特に小学校低学年なら親御さんの気持ちが全て、といっても過言ではありません。

遠方凝視トレーニングは、控えめに言っても非常に”地味”で”単調”な反復作業です。

子供さんは早い子だと1か月も経たずに飽きてしまいます。

 

そこで本人の気持ちだけでやろうとすると、長続きしなくなる恐れが高いでしょう。

もちろん本人の努力は必要ですが、それをしっかり出来るための周りのサポートが重要です。

飴と鞭を駆使して、ではないですけども、色々工夫してどうやったらやれるのか?と我々と一緒に考えていきましょう。

 

そうではなく、どこか人任せなところがあって当事者意識の乏しい感じの保護者だと、結果もあまり良くない印象です。

もちろん我々指導員に頼っていただくのは、全然OKです。

しかしこちらに全面的に任せっきりで、あまり親御さんご自身では動こうとしないと、子供さんも似たような感じになるみたいです。

 

遠方凝視の眼筋トレーニングは眼球内部の筋肉(毛様体筋)に作用して、機能の復活を目指します。

眼球内部の筋肉は、外部からマッサージのようなことはできません。

ご本人が自分でしっかり筋肉の動きを復活させないとどうしようもないのです。

 

うまく生活の中にトレーニングをはめ込んでいくために、習い事のスケジュールを調整したりする方もいます。

中には今通っている習い事をやめてまでトレーニングを始める方もおられます。

(※我々からそのようなお願いは決して行いません)

出来る方はお仕事を早めに切り上げて、お子さんのトレーニングに付き合う方もいます。

 

こうしたお父さん・お母さんの姿勢を見た子供は、自分も頑張ろう!と思えるのではないでしょうか。

そしていつしかトレーニングが日常になってしまえば、無理なく継続できると思います。

もちろん日によってできるトレーニング回数に差はありますが、大事なのは「やらない日を作らない」ことですね。
視力回復見込みチェック&体験トレーニング体験者の声

もう一つ大事なのが「結果にこだわりすぎない事」です。

トレーニングを行なった時は正解数を記録しますが、たまにこの正解数にとてもこだわる人がいます。

子供さんで間違うと「キーっ!」となってトレーニングのやる気がなくなったり、正解数が低いのを見て「何やってんの!」と子供を叱ってしまったり。

 

京阪視力回復アカデミーのトレーニングは、基本的に「その人の目の状態からして微妙に見えづらい大きさの環」を目標物としています。

そのため見えたり見えなかったりするのが当たり前。

逆に言えば「全問正解するような簡単に見えてしまう目標物」では、筋肉の動きは出てきません。

 

正解できて喜ぶのは良いのですが、間違えてもそんなに気にしなくてよいのです。

でも子供さんは説明して頭ではわかっていても、正解しないと嫌だ!となることが少なくありません。

親御さんも正解数が低かったら「視力が落ちたかも!?」と心配になったりするかもしれません。

 

でもその日の見え方で一喜一憂する必要はありません。

視力は結構に日によって変動がありますし、それこそ朝と夜で見え方も違う事が多々あります。

ある程度期間を見てみないと、良くなったとも悪くなったとも判断できないことが多いです。

 

そのためトレーニングを行なうときも集中はしてほしいですが、「ゆっくりのんびり」取り組むのが一番。

「今日のトレーニングは正解数が低かったけど、次の日は良く見えた!」

こんな事の繰り返しですので、焦らずじっくり取り組んでいきましょう。

ただしトレーニングがちゃんとできていなくて正解数が低いのは問題ですから、そう言うときは注意されても仕方ないですよ。

 

通っている皆様から「センターに来て色々お話聞くと、また頑張ろうって気持ちになる」何て言っていただけることもよくあります。

とても嬉しいお言葉ですが、ある意味それが我々の仕事の一番重要な点でして。

いかにトレーニングを続けるモチベーションを維持できるか?

そのためにもなるべくセンターにご来所いただきたいとも思っています。

 

学年が上がってきて忙しくなってくれば、センターに来れても月に1回程度という方も多々おられます。

そこでトレーニングを行なったり、目の状態チェックをしたり、他のトレーニングをやっている人をみたり。

いろいろ刺激が得られると思います。

それを励みにまたトレーニングを頑張りましょう!

 

 

「学校検診でB・C・D判定だった」「メガネを作り直すように言われた」というような方、一度京阪視力回復アカデミーの視力回復を体験してみませんか?

もしかしたらメガネの作り替えは回避できるかもしれませんし「今年はCだったのに来年はBになった」何て方も沢山います。

ご希望の方は、まず初回ご相談の「視力回復見込みチェック」から。

 

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