楽しかった夏休みも終わり、新学期が始まりました。
新学期になると行なわれることが多い、クラスの席替え。
久々に後ろの席になり「黒板の字が見えにくい!」なんて方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はクラスの席順と黒板の見え方についてお話しましょう。
◇席順と黒板の文字が見える視力の目安は◇
ものすごくザックリですが、黒板の字が見えるであろう視力と席順の位置です。
黒板の字のサイズからすると大体こんな感じですが、あとは次のような要素で若干前後すると思います。
〇先生の字がきれいかどうか(丁寧かどうか)
→特に似たような文字(幸と辛、徴と微など)は判別しにくくなりますね。
〇画数の多い複雑な漢字が多いかどうか
→”薔薇”、”鬱”などの画数が多い文字はつぶれがちです。
〇天気が良いか悪いか
→明るさが弱くなると見えにくさが増します。
〇体調が良いか悪いか
→具合が悪い時は普段よりも見えにくくなります。
〇午前・午後など時間帯
→疲れてくると見えにくさが増しますし、夕方近くになれば明るさも弱くなってきます。
〇色付きチョークを使うかどうか(多用するかどうか)
→赤とか青のチョークはコントラストも低く、見えにくくなりがちです。
◇席順の横の並びで見えにくさがでることも◇
ここで一つ注意していただきたいのが、席順の横の並び位置。
上記の視力の目安画像でも、黒板中央の席よりも端の席の方が若干高い視力になっています。
これは上記画像のように、廊下側(黒板向かって右側)の席だと左端に書かれた字が、反対に窓側(黒板向かって左側)の席だと右端に書かれた字が、それぞれ遠くなります。
窓側に座ると、例えば「国語の時だけ見にくい」というような状況が生まれる恐れがあるのです。
また、この横並びの場所による見え方の違いは、前の席ほど起こりやすいのです。
後ろの席はそもそも黒板まで距離があるため、真ん中と端でもあまり大きな違いはありません。
また、前の席よりも黒板全体が視界に入りやすいので、端の席特有の見えにくさを感じることは少ないでしょう。
後ろの席には目が良い子や、メガネを持っている子が多いかとも思います。
先生によっては「目の悪い子は前の席に」と考慮してくれることもよくありますが、一番前の席でも、端っこでは字が見えにくくなる場合が考えられますので、可能ならばなるべく真ん中の席を希望してください。
そして今度は塾の場合。
平日の塾は夕方以降夜に行なわれることが多く、疲れと明るさの低減による見えにくさが出やすくなります。
そのため、塾の場合は上記画像の1~2段階ほど高い視力が必要と考えておきましょう。
◇黒板が見えにくい場合は席順変更が一番◇
くじ引きなどで後ろの席になってしまい、黒板の字が見えないとなった場合。
まずは担任の先生に、前の方に席順変更をお願いしてみましょう。
軽度~中度近視程度なら、前の席になれば黒板の文字は見えるようになるハズです。
もし席順変更が難しい場合は、メガネ作成も一つ視野に入れてあげてください。
本人の生活の中で何か見えにくくて困っている状況があり、すぐの改善が難しい場合は、我々も当然メガネをお勧めします。
視力回復トレーニングを行なうのも、もちろんおススメしたいのですが、視力の回復には時間がかかるため、トレーニングをやったからすぐに見えるようになる訳ではありません。
授業中に黒板に書かれる文字きちんと見えていないのは非常~~~にマズいので、そこは最優先で対策をとるべきだと考えています。
よくあるのが、とりあえず視力回復トレーニングをしつつ、授業中は支障が出ないようにメガネを作成します。
その上でその後の視力回復状況と、見え方に変化による本人の支障具合を見て、メガネが必要かどうか判断していくケースです。
メガネをかけたから視力の回復は無理!なんてことはありませんので、そこはご安心ください。
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