学校保健統計調査による視力低下人数の推移から色々考える

春の学校検診の時期ですね!

学校検診を基にしているのが、【学校保健統計調査】です。

 

学校保健統計調査(文部科学省HP)とは、「学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的とする」調査で、昭和23年から行なわれています。

視力に関してのデータを、いくつかの年代に分けてをご紹介しましょう。

視力が1.0未満の児童数のデータ推移です。

 

昭和61年(1986年) 平成8年(1996年) 平成28年(2016年)
幼稚園 21.6% 21.4% 28.2%
小学生 19.1% 25.8% 32.12%
中学生 37.2% 49.8% 55.18%
高校生 53.0% 62.7% 66.57%

 

どの年代もまんべんなく増加していますが、平成から2000年代にはいってから、幼稚園年代の視力低下がだいぶ増えています。

これはいわゆる「お受験」の影響が大きいのでは?と推測しています。

筆者がこの仕事を始めたのが、表にもある平成8年でした。その時と比べると、幼稚園での近視のご相談は間違いなく増えています。

 

中高生になると、視力1.0の人は全体の半数にも満たなくなっており、特に高校生では3割強しか1.0見えないようです。

ある意味”レア”な存在と化しています。

中高生になるとスマホ普及の影響が非常に感じられますので、視力1.0以上割合が30%を下回るのは、正直時間の問題では無いか?と思います。

こうした現状を見れば、眼科医が積極的に視力低下予防や、視力回復の指導等を行なってもおかしくない、むしろそうあるべきとすら思うのですが、そういう話が出る気配は一向にありません。

 

これは近視が病気として見られておらず、保険診療の対象となっていないのが大きいかと。

実際、近視を保険診療の対象にすれば、今の保険制度は一瞬で崩壊しそうですしね・・・。

もう一つは、「近視はメガネをすれば見えるから問題なし」と考える眼科医が多い、という事でしょうか。

「メガネをかけなさい。そのメガネを見えなくなってきたら、レンズの度を上げるので、また来なさい」メガネをかけている人は、一度は聞いたことあるセリフかも?

 

こちらにご相談に来られる方の中には「眼科に行っても結局メガネ勧められるだけだから・・・」と、眼科受診をためらうような向きの方がいらっしゃいます。

もちろん、見えにくければメガネをかける、これは対策の一つではあります。

しかし中には「メガネに抵抗がある」方がいらっしゃるのも事実で、そういった人たちには眼科医は失礼な言い方ですが「頼れない」存在になってしまっているのです。

とても残念なことだと思います。

 

「中学生や高校生でメガネをかけるのは仕方ないとしても、せめて小学生のうちは・・・」

こんなことを仰る親御さんはとても多く、「上がらなくても良い、現状維持ができれば・・・」という方も少なくありません。

視力回復も大切ですが、視力低下予防はそれ以上に大切です。

 

視力低下予防ができていれば、そもそも視力回復をする必要も無くなるからです。

更には、メガネをかけたからと言って、視力低下が止まるわけでもありません。

レンズの度を維持するには、視力や近視の維持が必要不可欠ですからね。

 

大阪市や周辺都市はGW明けに学校検診があるところが多いようです。

視力低下が判明した場合に、メガネをかけるのは悪いことでは全くありませんが、メガネをかけるにしてもかけないにしても、視力低下予防はしっかり行ってください。

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