これは大人ではなく赤ちゃんの話です。
アメリカ・ペンシルベニア大学の研究チームによると、2歳までに暗い部屋で寝ていた子供が近視になった割合が10%程度だったのに対して、明るいところで寝ていた子供が近視になった割合は、なんと55%にも及んだそうです。
はっきりとした原因はわかっていないようですが、研究チームは「瞼を通して目の中に入る光の量は少ないが、網膜に何らかの影響を与え眼球が長くなり近視になるのでは」と推測しているそうです。
また、動物実験で「片方の瞼を強制的に塞いだ状態にして放置すると、塞いだ方の目が近視になった」という報告もあり、瞼を通して入る光自体に近視化を助長させるのかもしれません。
これは大人にどこまで通じる話かは分かりませんが、大人に影響が全くないとは言えないと思います。
過度に明るい状況下では、目の中のピント調節を行なう筋肉を緊張させてしまい、目が疲れやすくなります。
こうしたことから、人間の目は明るすぎには弱いのかもしれませんね。
ただし、暗くしすぎると物が見えにくくなり、近い距離で見てしまうため、こちらも近視を引き起こす恐れがあります。
そのため、京阪視力回復アカデミーでは、「30~40㎝程度離しても楽に見える最低限の明るさ」ということを推奨します!