昔から仮性近視の治療や、屈折度検査に使用されてきた【アトロピン】という目薬をものすご~く薄めて点眼すると、近視の進行抑制ができるそうです。
大体50~60%ほどの抑制効果があるとか。
まだ新しい治療法で、日本では臨床研究段階です。
シンガポールの臨床では、5年後の副作用などの問題はなかったようですが、他の研究者からはアトロピンによる角膜細胞への毒性も報告されており、う~ん・・・という印象です。(個人的見解)
また、あくまでも「近視の進行抑制」で、「近視(もしくは視力)の回復」ではありません。
近視が進行する時の特徴である、「眼球の長さ(眼軸)の伸長を抑制」できる、と報告されています。
ただ、本当に副作用の心配もなく、近視の進行抑制ができるのであれば、これは非常に良いお話で、我々が行なっている視力回復トレーニングと併用できれば、かなりよい結果が出そうな感じもします。
今後の研究結果待ちですが、少し期待してしまいますね!
詳しい内容を知りたい方は、「低濃度アトロピン治療」「マイオピン」などでググってみてください。