前回の話の続きです。
片目だけ弱視の場合、視力回復トレーニングと同時に普段から見える目を隠して、強制的に弱視の目を使わせるような治療を行ないます。
小さいお子さんは嫌がることが非常に多く、勝手にアイパッチをとってしまうこともよくある話。
しかし、この子は嫌だったと思いますが、きちんとアイパッチをして、且つ家で視力回復トレーニングも1日2~3回しっかり頑張って、矯正視力(メガネの視力)は順調に伸びてきました。
検査のたびに上がっているのを見て、お母さん「良かった~~~!!」と号泣。
ただ、メガネの視力は伸びてきていても、裸眼視力はなかなか伸びてこず、それが気になっていました。
通常裸眼視力はメガネの視力よりも後に上がってくるものですが、それにしても伸びが良くなかったのです。
【メガネは0.1⇒0.6で、裸眼は0.05⇒0.07】そんな感じでした。
それがある日の検査で、裸眼視力が0.1なかったくらいから、突然0.6まで見えたのです!
こちらも「まさか・・・」という感じで何回も確認しましたが、何度見せてもしっかり答えられていました。
これにはお母さん、過去最大級の号泣!!
でも、この結果は本人とお母さんの普段の努力の賜物です。こちらも泣きそうになりました(笑)。