K・Mちゃん(7歳)
初回ご相談時の視力 右目0.15 左目0.2
最高到達視力 右目1.5 左目1.2
初回ご相談時の屈折度数 R+0.75D/C-0.75D L+2.50D/C-0.50D
トレーニングコース フリーコースセンタートレーニングのみ
トレーニング期間 6ヶ月間
概要:
遠視性弱視のお子さんです。
裸眼視力も良くありませんが、矯正視力も最大で0.2、という状態でした。
弱視の視力回復に一番ネックとなるのが年齢です。
ゴールデンタイムは6歳まで。
そこから年齢を重ねるごとに、視力回復の可能性が失われていきます。
Kちゃんがセンターを訪れたのが7歳の時でしたが、半年後には誕生日がきて8歳になります。
とにかく時間的猶予が無いので、早急に矯正視力(レンズの視力)を1.0以上にすること、これが必要な状況でした。
更には、お父さん・お母さんがイマイチ弱視のことがわかっていなかったようで、まだメガネを作成していなかったのです。
眼科の検診も受けていたのに、これにはビックリ!
弱視の回復には、完全に遠視や乱視を矯正したメガネが必要不可欠。
これがないとどうしようもありません。
もちろんトレーニングではテストレンズを使用してレンズトレーニングはできますが、普段の生活上でもメガネをきちんとかけて、目に光(映像)の刺激を与えないといけないのです。
ということで、早急に眼科にてメガネの作成をお願いしました。
・・・と、始まりは非常に不安な感じだったのですが、いざトレーニングを行なってみると、見る見るうちに見えてきて、1カ月後の視力測定で矯正視力が左目0・9の右目1.2、裸眼視力が右目1.0の左目0.7まで一気に見えたのです。
これには測定した自分もビックリ!確認のために3回くらい測定を行ないましたが、何度見せてもしっかり答えられていました。
逆に”先月見えなかったのは嘘か!?”とすら思ったくらいです。
見えたのは良いことなんですですけどね・・・。
これはあくまでも推測ですが、Kちゃんの場合は過去に視力回復やメガネを一切行ってなかったことが、ここまで短期間で視力を上げられた要素かもしれません。
言い換えると【メガネも早めに作成して、視力回復も頑張ってそれでも見えていないケース】では無かった、ということです。
ただ、4・5・6歳くらいにメガネをきちんとかけていれば、(トレーニングしなくても)きちんと視力が出たのでは?とも考えられるので、今回のケースが手放しで良かった!とも言えませんけどね・・・。
何にせよ早い段階で弱視が問題なくなったのは、本当に良かったです。
結局半年で裸眼視力も左右1.2に到達できたので、半年で見事卒業となりました。
ネットや巷の噂では、「弱視は6歳超えたらもう無理」なんて話を耳にしますが、Kちゃんのように8歳近くになっても回復できるケースがありますので、弱視の子を持つ親御さんは、ご遠慮なくご相談ください。
Kちゃん、お疲れさまでした!