M・Mくん(5歳)
初回ご相談時の視力 右目0.4 左目0.4 両目0.5
最高到達視力 右目1.2 左目1.2 両目1.5
初回ご相談時の屈折度数 R-0.75D/C-0.75 L-0.75D/C-1.50D
トレーニングコース 隔週1回コース+自宅トレーニング
トレーニング期間 6ヶ月間
概要:
4年くらい前に通っていた方。
就学前検診で視力低下が発見され、眼科へ行くと「左目の矯正視力(※レンズの視力)が
少し弱いが、特に気にすることなし。
年齢的にこれからどんどん視力は悪くなると思うので、見えなくなってきたらメガネをかけましょう」と言われてそのまま終了。
治療・回復・低下予防などのアドバイスも何もなかったので、お母さんも聞いたそうですが、「特にないです」でこれまた終了したそう。
これを聞いてお母さんは「こらアカン」と思ったそうです。
こちらで確認しても、レンズの視力は0.8が限界でした。
5歳では視機能も未発達で1.0まで視力が出ない子もいますから、一概に問題があるわけではありませんが、Mくんの場合、正視ではなく近視と乱視であるため、これが視機能の発達を邪魔している可能性も考えられます。
こうしたケースだと、何かしらの処置をしておかないと、視力が出ないこともあり、まずはレンズの視力を1.0まで出すことを最優先として、その後は裸眼視力1.0と近視進行予防を目標としました。
幸いなことにレンズの視力は1ヶ月ほどのトレーニングで1.2まで見えるようになり、早々に裸眼視力アップのトレーニングに切り替え。
近視も軽かったおかげで、裸眼視力もみるみる回復していきました。
半年後には片眼で1.2も達成するなど、本当に順調に回復できました。
近視の度数も初回ご相談時の-0.75Dが+0.25Dに。マイナスからプラスに変わって、ごく軽い遠視になりました。
ちなみに年齢的に眼球の成長途上のため、軽い遠視は全く問題ありません。
この年齢だとドンドン近視が進んでしまう事の方が多いため、これは我々も驚いたのと同時にとても嬉しかったです。
・・・・とこう書くと、とても楽そうに見えますが、実はトレーニングそのものはかなり大変でした!
箇条書きでしんどかった思い出を書き連ねてみると
〇1分くらいで椅子に座らなくなる
〇疲れて途中で居眠りをする
〇小さい”ワ”は見るのを拒否
⇒「なんでこんなん見なアカンの!?」とキレられたことも・・・。
〇調子が悪く見えにくい日は拗ねてしまう
〇嫌になって途中で泣き出す
う~ん、こうしてみると結構すごいですね~。
も、もちろん上手に頑張れる日もいっぱいありましたよ!
でないとこんなに短期間で回復しませんよ!!(精一杯のフォロー)
センターでこの状況でしたから、自宅のトレーニングはそれは大変だったと思います。
お父さん・お母さん、本当に頑張っていただきました。
お疲れさまでした!