定期的にネットの情報をチェックしていると、いまだに「手術しないで視力0.01が1.0以上まで回復!」的なサイトが後を絶ちません。
もう何回説明したかわかりませんが、ハッキリ言って大嘘ですからね!
騙される方が出ないように、めげずにしつこく拡散していきたいと思います。
◇近視0.01になると眼球が変形してしまう◇
近視で視力が0.1以下まで低下している場合、ほぼほぼ間違いなく眼球の形がのびてしまいます。(下記画像参照)
成人の場合、平均的な眼球のサイズが約24㎜と言われています。
ここから眼球が約1㎜のびるだけで、視力は1.0以上から約0.1以下まで下がります。
たった1㎜の変化でそれだけ変わる訳でして、眼球のサイズが変わることは、相当な強い影響があるのがわかります。
この状態で、裸眼で1.0の視力を得るためには、眼球のサイズを短くするしかありません。
眼球の後方部には映像をとらえる視細胞や、映像を脳に送る視神経があって、ここをいじるのは現時点で不可能な領域。
そこで考え出されたのが、眼球前方部のレンズを削って扁平化する、いわゆるLASIKなどの手術や、特殊なコンタクトレンズで眼球前部のレンズを扁平化させる、オルソケラトロジーです。
これらの術式は物理的に眼球の形を変えるため、0.01から1.0以上にすることは可能です。
その他の眼球運動や遠方凝視トレーニング・電気によるマッサージ・超音波治療器・呼吸法といったものでは、眼球の形は変えられません。
だから0.1以下の視力を1.0に戻すことはできない、という事なんです。
◇視力0.1以下からの視力回復はどこまで可能か?◇
レーシックやオルソケラトロジー以外の視力回復方法が、全く視力回復ができないという訳ではありません。
「0.6から1.0に回復!」とか「0.1から0.5に回復!」とか、そういう事例なら、決して不可能な結果ではないと思います。
視力0.01位になれば、0.1位の視力にまで回復できればもう万々歳!と言えるでしょう。
我々が危惧するのが、どう頑張っても0.2とかが限界な人に「1.0まで回復できる!(可能性がある!)」という誤解を招くような内容のサイトです。
視力の悪い人が、少しでも高い視力にまで回復させたい、と思うのは当然のこと。
そのため視力回復を謳うサイトは、どうしても「うちはよそより高い視力に回復できますよ!」と宣伝しがちです。
そのこと自体は間違いではないと思うのですが、一般人が知らないのをいいことに、全く不可能な回復事例を出すことは、詐欺的行為と言われても仕方ないのではないでしょうか。
◇視力回復トレーニングで視力0.01が1.0以上になるのは不可能◇
視力回復は不可能なものではありませんが、決して簡単なものでもありません。
「0.02から1.2まで回復!」とか「たった数回の施術で視力が大幅アップ!」とか、これが本当ならメガネかけている人なんていなくなるはず。
皆さん、そんな視力回復情報にはくれぐれもご注意ください。
京阪視力回復アカデミーでは目の状態に応じて、個別に視力回復の目標(限界)を正直にお伝えしています。
申込みさせるために、現実には不可能な回復目標を提示することなど、絶対にしません。
その提示された視力回復の見込みにご納得できないならば、お申込みいただかなくても全然結構です。
きちんと正確にお伝えするためには、視力だけでなく屈折度数や矯正視力など、目の状態を詳しくお調べする必要があります。
お電話だけでは判断ができないものですので、そこはご理解いただければ幸いです。
詳しい説明を希望する方は、「視力回復見込みチェック」をご予約いただければ、と思います。
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