「1.0まで上がらないなら、視力回復する意味がない」たまにこんなことを言われることがあります。
「0.5だと結局メガネがいるし、トレーニングをしても無駄」こんなことを言われたことも
ありましたねぇ~(遠い目。)
今回はこんな考えの方々に読んでいただきたいお話です。
例えば視力0.1の人が0.5まで回復できたとします。
この場合の視力の”わ”のサイズの変化を比べてみましょう。
まずは0.1の”わ”。
5m視力測定用のほぼ実寸大です。
次に0.5の”わ”。同じく5m測定用のほぼ実寸サイズです。(スマホだと縮小されているかも?)
0.1と0.5って、これだけ大きさが違うんです。
比べて見ると大分違いますよね。
0.1しか見えなかった人が0.5になった時に、その人の見え方は変わらないと思いますか?
もちろん全く困らないとは言いません。
しかし0.1の時より見えにくくて困ることは、かなり減っているはず。
そうするとメガネの使い方も変わって来ます。
例えば今までは黒板の字が1番前の席でないと見えなかったのが、3番目の席からでも見えるようになって、授業中にあまりメガネを使わなくなった、とか。
別のケースだと、今までは自宅でも常にメガネをかけないといけなかったが、最近は外出時だけかければ済むようになった、という方も。
更にはメガネのレンズが弱くできたケースもあります。
裸眼視力のアップとともに、少し弱めに作っていたメガネも見えてきて、「なんか最近メガネが強い感じがする」と、レンズを軽いものに作り変えた人もいるんです。
レンズが弱くなると、レンズを薄くすることができます。
その方がレンズによる歪みも小さくなるため、同じ視力でも見え方のクオリティは上がります。いいことだらけですね。
メガネを強くしたことはあっても、弱くしたことはない方が多く、これを聞くと結構驚かれます。
もう一つは、やはり近視の進行予防です。
近視が進行するほど眼球の変形が起こり、場合によっては眼球がいびつな形になってしまい、眼病を発症しやすい状態になってしまいます。
こんな風に一部分だけ突出してしまうことがあるのです。
これの一番の予防策は、近視の進行予防です。
近視が軽いものだと眼球の変形は出ないか、出たとしても非常に軽い延びで済みます。
そうなれば眼病のリスクは低いものに抑えられます。
また、こちらの視力回復法は目の疲れを除去する効果もあり、近視の進行予防も目的の一つ。
中には視力回復よりも低下予防や、目の疲労回復を目的に通っている方もいるくらいでして。
視力を回復させることも大事ですが、近視の進行を最小限に抑えることもとても大事なことです。
それは目の健康そのものに繋がっていくものですから。
これでもまだ「1.0まで上がらないならもうメガネでいい(=近視が進行しても構わない)」と思いますか?