京阪視力回復アカデミーには、入社試験などで視力が必要な方からのご相談もあります。
エアラインパイロット、航空・陸上・海上自衛隊、騎手などなど。
昔は必要視力の規定が厳しくて、こちらへのご相談も非常に多かったものです。
航空大学校なんかは、20年くらい前だと「屈折度数-1.00D未満で1.0以上見えること(うろ覚え)」というような、今なら志望者の3割も受けられないレベルの厳しさでした。
CAさん(当時はスチュワーデスさんでしたが)は、最低でも裸眼視力0.1が求められていた時代。
今は国内の航空会社だと、裸眼視力の規定は無いことがほとんどです。
でもここ最近、久々にと言っても良いくらいぶりに、CAさん志望の方からご相談をうけまして。
それもお二人も!ありがたいことです。
お二人とも「裸眼で何とかクリアしたい!」というご希望をお持ちでいらっしゃいました。
特にお一人は海外の航空会社を志望されており、そちらは裸眼視力の規定があるそうで。
どちらも目の状態的にはクリアできそうな状態ではあったのですが、ここで問題がひとつ。
時間がない!!
お一人は身体検査(視力含む)まで1か月、お一人は3か月という状況・・・う~ん。
パイロット試験などでご相談に来られる方の場合、目の状態が悪すぎてクリアーはほぼ不可能、という方も少なくありません。
この場合はこちらも正直にその旨お伝えして、お帰りいただく(中にはそれでもやる、と申しこまれる方もいますが)のですが、今回のケースはどちらも目の状態的には、何とかできそうな状態なんです。
せめて半年くらいの時間があれば!!
いや、お気持ちはよくわかります。
基本的に1次試験をクリアしないと身体検査には進めませんから、そこをクリアしてから視力のことを考える、という順番になるのは、十分理解できるんです。
ただ、視力を上げるためには時間がかかります。
よっぽど近視が軽ければ1~2か月で上げることが可能な場合もありますが、通常は少なくとも半年、一般的には1年くらいかかります。
特に試験を受けられる方は勉強量も多く、状態が軽い方は少ないという印象。
1~2か月で何とかできそうな方はほぼ居ない、といっても良いでしょう。
実際、お一人目の方は試験日が近々に迫って時間切れとなり、必要視力に到達しないままに試験を受けに行かれました。
検査当当日までできることを色々お伝えして、最後までジタバタするようにお伝えしましたが、正直厳しいと思われます。
当日に奇跡が起こってくれれば良いのですが・・・。
視力が必要な職業を希望し、視力が足りない皆様。
視力回復を希望するなら、とにかく、とにかく早めに来てください!!
1年とは言いませんので、せめて半年くらいの期間の猶予を見てください。
ネットで色んな視力回復サービスを見ると、「1回の施術で○○まで回復!!」とか、そういった宣伝がでてきますが、視力はそんな簡単に上がるものではありませんからね!
だって、そんな簡単に視力が回復するなら、日本のメガネ・コンタクト率はもっと低くなるはずですけど、現実にはどうでしょうか?
メガネの人ばっかりですよね!?
視力を上げるためには、目の状態に応じた時間と労力が必要なんです。
短期間で視力があがる!のような宣伝は、完全に嘘とまで言うつもりはありませんが、視力の測り方とか何らかの操作がある可能性が非常に高いです。
「視力って結構すぐ上がるんだ~」とは決して思わないように!
「試験のために視力1.0必要なのですが、0.5しかないので何とかしたいのですが。」
「身体検査はいつ頃受けられますか?」
「来月です!」
「・・・・それは無理です・・・。」
こうしたやり取りがなくなることを、切に願います。
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