”近視が遺伝する”ことについて

2017年、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!

全く関係ないですが、京都の錦天満宮でおみくじ引いたら大吉でした!!(^д^)/ヒャッホー!

 

さて、今回は「近視の遺伝」に関する話です。

 

 

よく「近視は遺伝するから」なんて言われますね。

お子様のご相談に来られた親御さんからも、「自分らが悪いので気にはしてたんですが・・・」こうした話をされる方は結構多いです。

ただご存知の方もいらっしゃると思いますが、完全なる遺伝性の近視「生まれた時から近視で、視力が良かったことがない」というようなケースはかなり少ないと言われています。
(大体5%前後ではないかと推測されます)

 

その根拠の一つとして遺伝性の近視の場合、生まれた時点で近視な為に良い視力を経験したことがなく、その結果弱視(どんなメガネをかけても0.2くらいしか見えない)を併発している可能性が高いのですが、近視性弱視でこちらにご相談に来られることはかなり少なく、”まれ”といっても良いレベルです。

弱視だからこちらにご相談に来られないのか?と思われるかもしれませんが、弱視でも遠視性弱視のご相談は一定数ありますので、近視性弱視自体が少ないのでしょう。

筆者はこの道20年になりますが、近視性弱視のご相談は片手で余るくらいしか受けたことがありません。

 

また、近視自体の遺伝ではなく「近視になりやすい体質の遺伝」という話もあります。

「太りやすい体質」「薄毛になりやすい体質」等のような「近視になりやすい体質」が
親から子に受け継がれてしまうのです。

ある眼科医によれば、【両親ともに近視の場合、そうでない方に比べて子供の近視率は8倍増える。片親だけの場合でも子供の近視率は2倍に増える】そうです。

 

このように近視になる要因に「遺伝」がある事に疑いの余地はないと思います。

しかし言い切りますが、遺伝が近視になる全ての要因ではありません!

親が近視であるならば子供が必ず近視になる訳ではなく、逆に親の目が良ければ子供も目が悪くならない訳でもありません。

 

よく紹介する例ですが、昔に【一卵性の双子で片方は近視・片方は正視】というケースを見たことがあって、その時に「遺伝はあくまでも一つの要素でしかないんだな~」と思いました。

要は遺伝の要因に加えて、目の使い方や生活環境といった環境的要因が絡んでくるのですが、実は家族に視力が悪い方が多いと、この環境要因が強いように思われます。

「目に悪い環境の遺伝」とでも呼びましょうか。

 

視力が悪い方は、やはり目に良くない生活をしている場合が多いです(異論は認めます)。

だからこそ視力が悪くなるとも言えるんですけどね。

アウトドア派の方がインドア派よりも視力は悪くなりにくかったり、とかそういうこともあります。

 

親がテレビ・ゲーム・パソコン・スマホをずっと見ていれば、子供もテレビ・ゲームを見て、親がスポーツ好きなら子供もスポーツをし、本好きな両親の子供は本が好きだったり。

子供が小さければ小さいほど、親の生活環境が子供に与える影響は大きいでしょう。

子供の視力低下が心配なインドア派のお父さん・お母さん!

子供が小さいうちは、なるべく外に出かけましょう!(しんどいのは痛い位わかります・・・)

 

そして親御さんとは別に、上の兄弟(お兄ちゃん・お姉ちゃん)の目が悪いと、下の弟・妹の目が悪くなるという恐れもあります。

小学4年生と1年生の兄弟がいると仮定しましょう。お兄ちゃんが小学4年生でゲームを始めると、弟くんは小学1年生でゲームを始めることになります。

(お兄ちゃんだけゲームをしてよくて弟くんはダメ!なんてことができる家庭はありますか!?)

 

その結果、お兄ちゃんは小学5年生で視力が悪くなり、弟くんは小学2年生で視力が悪くなってしまいました。

お兄ちゃんは小学2年生の時に目は良かったのに!

そして年齢が低ければそれだけ視力低下が早いので、気が付くと弟くんの方がお兄ちゃんよりも視力が悪くなっていたのです!!

 

上記はあくまでも架空の話ですが、荒唐無稽な話でもありません。普段の目の使い方と生活環境は、近視の発生と進行悪化にとても大きな影響をもたらします。

本来の意味での「近視の遺伝」と、親や兄弟が目を悪くした生活を受け継ぐ「目に悪い環境の遺伝」この2点が近視と遺伝を考える場合に重要であると思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

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