近視になって困る事と言えば、まず最初に来るのが「遠くが見えにくくなる事」ですよね。
特に軽度近視の段階だと手元は問題なく見えています。
近視になって間もない子供さん等は、ほとんどこれに当てはまるでしょう。
次に来るのが「手元も見えにくくなる事」です。
強度近視では状態にもよりますが「30㎝離すと文字が読めない」と言う状態になってきます。
こうなるとメガネ/コンタクトレンズが無いと生活ができなくなってしまいます。
一般人の皆さんが近視で困る事と聞かれると、基本この2点になる事が大多数ではないかと思います。
でも実はこの2点、近視の問題点としては全然大した事ではないのです。
何故ならそれは「メガネ/コンタクトレンズをかければ解消される」から。
昔に比べるとレンズが対応できる範囲も拡大してきました。
メガネでプラスチックレンズでもメーカーによりますが-15D~-18Dあたりまでは作れます。
ガラスレンズなら更に-25Dくらいまで作れるようです。
ただし、メガネレンズは目と距離が離れているため映像が縮小されてしまうので、見えるけども裸眼と同じとまでは言えません。
且つ、度数が強くなればそれだけレンズの厚みが増しますので、上記の縮小度合いも高くなります。
それがコンタクトレンズなら解消されます。
コンタクトレンズは目に密着しているので映像の縮小が殆どありません。
そのため裸眼と同等の見え方になりますし、且つ度数も-25Dくらいまでは大丈夫なようです。
ただしメガネよりも目へのダメージがあるのがネックなところでしょうか。
繰り返しになりますが、メガネでもコンタクトレンズでもそれで見えるうちは、まだ良いんです。
まずいのは「メガネ/コンタクトレンズを装用しても見えない」となることです。
それは強度近視からの眼病を併発してしまった場合です。
代表的なものとしては
・緑内障
・網膜剥離
・白内障
・近視性脈絡膜真性血管 などです。
ご存知の通り、近視は「ピントが合っていないから見えない」状態です。
裸眼と完全に同じではなくても、ピントのずれをレンズで直せば見えるようになります。
ただし、眼病になると「ピントが合っていないから見えない」のではなく、眼球自体がやられてしまうため見えなくなります。
見る機能が損なわれていれば、ピントのずれを直したところで見えるようになる訳がありません。
昔は強度近視からの合併症の話は、あまり言われていませんでした。
そのため眼科でも「近視はメガネで見えるから大丈夫。近視が進んでメガネが合わなくなったら度を上げるから」というような対応がほとんどでした。
これがこの10年くらいで大きく変化してきています。
小児からの近視は体の成長期に、相当な勢いで進行・悪化していきます。
成長期が終われば近視の進行も落ち着きやすくなりますが、近視になる年齢が低ければ低いほど、成長期の終わりまで期間が長くなります。
それだけ近視が進んでしまう期間も長くなってしまい、強い近視にとどまらず問題視されている病的近視になる恐れが高いのです。
一昔前よりは改善されてきているように思いますが、子供の近視に対して親御さんの意識は、未だ高いとは言えません。
特に初期の近視で視力0.7位だと「まだ大丈夫」と気にしない方も少なくないでしょう。
確かに視力0.7程度の近視は特に問題ありません。
ただ子供の近視は「進行してしまう恐れが非常に高い」です。
視力0.7程度の近視でそのまま安定するならば良いです。
でも、小学生の近視を放置してその後全く進行しない、と言うのはほぼあり得ません。
小学生高学年でも強度近視(-6.00D以上)になってしまう恐れがありますし、低学年なら下手したら-10.00D以上の二桁近視にまでなってしまう恐れすらあります。
-10.00D以上の近視は、病的近視まであと一歩といっても過言ではありません。
(※病的近視は近視の度数で区別されるものではなく、あくまでも近視の進行により眼球に様々な病態が生じた状態です。)
子供さんの近視を甘く見てはいけません。
今は良くてもその状態はあっという間に過ぎ去って「えっ!?もうそんな視力!?」っていうレベルで悪化しがちです。
視力低下に気づかなかったなら仕方ありませんが、視力低下に気づいておきながらそのまま放置するのは止めてあげてください。
そう遠くない未来に、後悔することになりかねませんので。
京阪視力回復アカデミーで行なっている視力回復トレーニングは、視力回復だけでなく視力低下予防・近視の進行予防にも効果を発揮します。
ただ、子供さんの中には「視力回復トレーニングができない」と言う方もいらっしゃいます。
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