視力回復の仕組み
軽度の近視は目の中にあるピント調節を行なう筋肉(毛様体筋)が、近くにピントを合わせた状態で凝り固まって緩まなくなってしまい、遠くにピントが合わなくなります。(屈折性近視)
そして更なる近視の進行に伴い強度の近視になると、筋肉が凝り固まったことに加えて眼球自体が後方に伸びてしまうような変形を起こし、遠くだけでなく近くにもピントが合わなくなってしまいます。(軸性近視)

京阪視力回復アカデミーで行なっている視力回復トレーニングは、この固まってしまった筋肉を徐々にほぐし、元の遠くにピントを合わせられる目へ近づけていくリハビリ的な内容です。
ただし、変形してしまった眼球を元に戻すことはできませんので、近視が強くなればなるほど高い視力までの回復は難しくなります。

【5mという離れた距離で現在の視力よりも少し見えにくい大きさの環】を集中してじっと見つめ、切れ目の方向を探します。
裸眼でトレーニング・見やすいレンズでトレーニング・見えにくいレンズでトレーニング・両眼でトレーニング・片眼でトレーニングetc…というように、様々な方法のトレーニングがあります。
「近いもの」「楽に見えるもの」「全く見えないもの」これらの目標物は、筋肉を動かすトレーニング効果を下げてしまいます。
そのため京阪視力回復アカデミーの視力回復トレーニングは、必ずその方の目の状態に応じて個別に方法を設定しながら、定期効果測定を実施してその都度トレーニング方法の見直しを行なっていきます。

子供さんの身体が成長する時期は、同時に眼球も成長していきます。
この時期に近視になってしまうと、眼球の成長によりサイズが大きくなっていく事で、同時に近視も進行・悪化してしまいます。
眼球の成長をストップすることはできませんが、毛様体筋の働きを回復させることで可能な限りピントのずれを少なくし、それが近視の進行予防にも繋がります。

薬物等は使用せず、本来自分の目が持っている能力の取り戻すリハビリ的な内容ですので、眼への危険性は全くありません。
レーシックやICLのように眼に傷をつけることもありませんので、後遺症や合併症の可能性もありません。
京阪視力回復アカデミーでは4歳前後から50歳台前半の、幅広い年齢の皆さんが視力回復を達成しています。
視力回復体験者の声はこちら
目の状態による回復の可能性の違い
「どのような目の状態でも1.0以上まで回復できる!」という訳ではありません。
近視・遠視・乱視の度数が軽ければ良い視力まで戻せる可能性がありますが、度数が強くなればなるほど視力回復できる上限が低くなります。
そのため強度の場合でも全く可能性が無いというケースは少なく、ある程度の視力までなら回復できるケースが多数を占めます。
「皆様のお考えになる視力回復の目標が可能かどうか」といった具体的な視力回復の見込みは、裸眼視力・矯正視力・屈折度などをお調べしたうえで、過去の視力回復者のデータを基に個別にご案内しております。
(⇒視力回復見込みチェック)
おおよその視力回復回復の目安は下記の一覧をご覧ください。
軽度近視 (-0.25D~-1.0D位) 平均裸眼視力 0.5~0.8前後 |
2カ月~半年前後で 0.9~1.0以上 メガネ不要を目標に |
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中度近視 (-1.25D~-2.0D位) 平均裸眼視力 0.1~0.4前後 |
半年~12ヶ月前後で 0.5~0.8以上 メガネの先延ばしを目標に |
強度近視 (-2.25D~-4.0D位) 平均裸眼視力 0.05~0.1前後 |
12ヶ月前後で 0.2~0.5以上 メガネの常用回避を目標に |
最強度近視 (-4.25D~) 平均裸眼視力 0.01~0.04前後 |
12カ月以上で 0.1以上 進行予防とレンズ度数の軽減を目標に |
遠視 | 軽度~中度遠視は1.0以上で、遠方視のメガネ不要を目標に 強度遠視は0.5以上で、レンズ度数軽減と眼精疲労緩和を目標に |
乱視 | 軽度~中度乱視は1.0以上を目標に*1 強度乱視は0.5以上を目標に*1 |
弱視 | 矯正視力(レンズの視力)1.0以上*2、 裸眼視力を最大限上げて*3、メガネを外せる時間を作ることを目標に |
*1 乱視は単独ではなく、近視・遠視と併発していることが非常に多い為、近視・遠視の強さによっても回復の見込みが変わってきます。
*2 年齢によっては視力回復が難しいケースがあります。
*3 弱視完治後の裸眼視力の回復見込みは、近視・遠視・乱視の度数によって変わります。
トレーニングは治療実験にて視力回復効果を確認
当アカデミーの視力回復トレーニングは、国立病院の眼科医の手により行なわれた臨床治験にて、視力回復効果が確認されています。
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当時の厚生省(現厚生労働省)に提出された臨床治験報告書。
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当センターの視力回復者を、ほんの一部ですがご紹介します。
医者からみた視力回復トレーニング

私の娘と息子の視力が低下した時、こちらの視力回復トレーニングを知りました。
友人に眼科医もいますがメガネを勧められるだけで特に視力回復の話が無かったので、一度トレーニングなどの説明をうけてみることにしました。
話を聞いてみると「リハビリ的な見る力を回復させるトレーニング」ということと「子供に十分回復の可能性がある」ということで、視力回復トレーニングを始めることにしました。
私は外科医のため専門外ですが、「近視は普通の病気ではなく目の使い方が原因で発生するもの」「病気とは違って”治療”するものではない」と思い、リハビリ的なトレーニングが有効的であると考えました。
薬を使うにしろ手術を行なうにしろ、病気やケガを治せるのは人間の身体が持つ治癒力です。
個人的に、医者はその治癒力を引き出す環境を作ったり、治す手助けをするのが仕事だと思っています。
視力回復トレーニングも同様に自分で回復させる、「治してもらう」というよりは「自分で治す」という方がメインであると理解しています。
努力は必要ですが、手術等とは違い失敗とか副作用といったリスクはないので、子供達にも安心して受けさせることができました。
実を言うと子供にメガネをかけさせることも考えましたが、メガネは「視力回復」ではなく「視力矯正」であって、レンズで見ることに依存してしまうこと、それによって自分の見る力を使わなくなる恐れがあると考えました。
それは足をケガした人に治療をするのではなく、ずっと車イスに乗せる事と同じようなことだと思います。
でもメガネを使う事自体が絶対に良くないとまでは思っておらず、「基本は自分の眼で見ること、どうしても支障がある時だけメガネを使用していく」という風に考えました。
こちらの視力回復アカデミーのトレーニングや指導・考え方は、理にかなったものであると思います。